フラフラフラッティと音楽のある生活

冬物語を観に・・・

前から気になっていた 蜷川幸雄氏演出の
「冬物語」を見に行ってきました。

思い立ったのは、新聞に主役を演じる唐沢寿明のインタビュー記事が出ていたから。
難しい役どころに挑戦すること。
蜷川さんの厳しい稽古のこと。
あまり有名ではないこの「冬物語」の物語をどのように観ている人に伝えるか。

うろ覚えだけど、そのようなことを書いてあったような気がします。



「蜷川さんの稽古が厳しいとはよく聞くけど、
どんな舞台を見せてくれるんだろう。まあ、ちょっと見てやろうじゃないの~」
くらいな気持ちで満席ギリギリ、残り2席のうちの1席を予約。


インターネットで申し込みをしたものの、
この忙しい時期にわざわざ行こうなんて、
無茶をしちゃったかな~・・・なんてちょっぴり後悔しつつ、
会場に向かいました。

会場は彩の国さいたま芸術劇場。
開場の30分前からは会場近くのロビーでランチタイムコンサートが始まりました。
名曲を奏でるピアノとアルトサックスとユーフォニウムの優しい音色が
ちょっぴり疲れた私の心を慰めてくれました。

まずそこで、ちょっぴりホロリ。
いや、まだ舞台はこれからだ!

ホールに入ると、男子高校生がいっぱい。S席にまで!
芸術鑑賞なのか。
高いお金を払って見に来ている私からすれば、
ずる~い!
なんて言いたくなる。

だけど・・・芝居が始まるとそんなこと忘れてステージに目が釘付け。
唐沢さんをはじめ、役者さんたちから出るオーラが半端ない。
どの言葉にも、気を抜かない。
一瞬たりとも中途半端なところがない。
前半はシリアスな場面が多く、
登場人物と同じような気持ちになって観ていると
少し疲れてしまったのが残念。 ちょっぴり頭がいたい・・・
だけど、そのくらい真剣に観てしまったってことかな???
前半で何度も泣いた私、すでにティッシュ片手に観てます。

後半は、喜劇的な部分もふんだんに盛り込まれ、
ハッピーエンドへ向けて一直線。
前半の緊張感から解放されて、観客も楽しんで見ている感じでした。


それにしても、迫力あるシーンの多い男性陣と対照的に
女王役と16歳の娘役の2役をこなす田中裕子さんの演技、
なんだか、気になる不思議な存在でした。
あ、いい意味です。
一人、違う世界を作ってるというか。

極端にたとえて言うと、
フランス料理のフルコースで、
前菜・魚料理・肉料理と続いて、
「けっこうお腹いっぱいになったな~」と思っていた時にでてくるシャーベットのような爽やかさ。

ちょっぴりゆがんだ目で見てやろうと思っていたワタシ。
結果的には「くぅ~、やられた~!でも嬉しい敗北~。」でした。


あ、ちょっぴりミーハー根性で言うと、
唐沢寿明演じるシチリア王の幼馴染であるボヘミア王を演じる横田栄司さん。
惚れました!かっこえ~。


はっっっ!いかん、いかん。
勉強をしようと思って観に行ったんだった。

(・・・と言いつつ、次に何の公演で横田さんが出演するのかチェックしちゃう私。)

帰り道は、心地よい疲れとともに
本番までに至るキャストやスタッフの努力に思いを馳せながら帰ってきました。

初めて台本をもらってから自分なりに役を作り込み、セリフを覚え、
そして稽古に立つ。
稽古では演出家から厳しい指示が飛び、
悩みながらもさらに高いレベルへと作り込んでいく。
また他のキャストと一緒に仕事をすることで、
お互いに刺激を与え切磋琢磨しあい、さらに素晴らしい世界を作り上げていく。


音楽の世界も同じです!


「妥協のない仕事」こそが満足のいく作品を仕上げるんだよね。
ね?ね?
みんな~、がんばろ~よ~。
文句言いながらテンション低く仕事するより、
絶対そのほうが気持ちいいよ~!

・・・あ、最後は自分への励ましになっちゃった。
えへ。がんばろ。


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by lovelyflat | 2009-01-22 23:30 | その他
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